☆☆☆家族帳☆☆☆

小学生の息子2人と酒飲み母の平凡でたまに非凡な記録

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8頁:【本を読む】 「望み」 雫井脩介

「望み」 雫井脩介

映画化もされた作品。
突然行方不明になった息子。
その後息子の友人が殺害される。

逃走中の少年は2人
行方不明の少年は3人…。

息子は犯人か、被害者か。

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息子のことを信じながら疑いつつもある父

何の迷いなく信じ続け帰りを待つ母

加害者家族になるくらいなら被害者家族になったほうがいいと不安になる妹

 

三者三様の望みで息子を待つ家族。

 

事件の発端は子供達の世界の中で起こる些細な事の積み重ね。
部活やお金のトラブル。
高校生にもなると、親は知らないこともたくさんあるはず。
私もそうだった。
それでも、親としてどこまで介入でき守ることができるか。
どこまで信じきることができるか。
息子達が思春期になったとき、どんなことがあっても守りきれるか。
色んな感情が渦巻く作品であり、必ず泣いてしまう作品です。